やますけの真ん中にあるもの

僕は、自分の農業……というより、人生の真ん中に「自給自足」を置くことを決めました。

えっ!?
じゃあもう一般販売はしないの?
家族が食べる分だけしか生産しないの?

いいえ。
もちろん、現金収入を得るために、卵と関連の加工品の販売はしていきます。

ただ、これからは僕のライフスタイルだけでなく、営農も自給自足の考えを軸に展開していきたいのです。

どういうことか、じっくりとご説明しますね。


「仕事を辞めよう。帰国しよう」
フランスでそう決意した時、最初に思い浮かんだ言葉が「自給自足」でした。

でも、現実には、生活のためのお金が必要でしたから、結果的にとても安易に選んでしまった養鶏という仕事で、家族を養うためにただひたすらに走ってきました。

でも、ふと振り返って、これからの自分の人生や生き方を考えた時に思ったのです。

そうだ、初心に返ろう、と。
フランスで決意した時の僕に、自給自足こそが大事だと思っていた時の思いに戻ろうと。

なぜならば、食と命を真ん中に置いている自分が一番しっくりくる、心地よいことに気づいたからです。

やますけ農園の鶏舎

やますけの考える「自給自足」

僕たちは何のために生きているのか?
もちろん、幸せになるためです。
ならば、毎日楽しく生きたい。
それには、身体だけでなく、メンタル(精神面)もちゃんとした人になる。
それを最終の理想形にして、
人間力を高めたい

僕が行きついたのは、「できる限り全ての工程を自分の手で行うこと」
それが自然だからです。

自分で種を撒いてヒヨコの餌を栽培します。
それを食べたヒヨコたちが成長して卵を産んでくれます。
その卵をいただき、いずれは肉もいただきます。

無駄なものは何もない。
全て循環している。
しあわせに心地よく生きるための、もっと自然に近い生き方。
それが、やますけの考える自給自足です。

僕の農業は、やますけファミリーのために、食を通じた体と心のケアをしていくこと
だから、やますけの商品には、添加物が入っていないのは当たり前。
僕にしてみれば、自分の商品にアミノ酸や保存料を入れるなんて、あり得ない!

僕は、これ以上、規模を拡大するつもりはありません。
おのずと生産量は限られてきます。

丁寧に大切に心を込めて生産・販売していきたい。
僕の食や命、農業に対する考えを理解し共鳴・共感してくれる方々、そうですね…ファン……というより「パートナー」です。
僕のパートナーである皆さんが、「やますけファミリー」です。
僕や家族が毎日食しているものと同じものを、その方々に提供していきます。

※いずれは、パートナーとなってくださる方々に年間会員となっていただくシステムへと移行することを考えています。

野菜の自然栽培も、もっと本格的にやっていきます。
大豆で味噌や醤油も、ファミリーの皆さんと一緒につくりたいし、前からやりかった、やますけが自分で食べたり飲んだりしているおすすめのヨーロッパ食材も販売していきたい!

僕は、やますけファミリーと、心地よく楽しくおもしろく、食を通じて幸せに生きていきたいと思っています。

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